どんなスキルが必要?

介護業界で高齢者にたくさんの良い効果を与えることができるため、高い注目を集めているメイクセラピーですが、実は、メイクセラピストには、メイクの技術以外にも様々なスキルが求められます。
なおメイクセラピストがどのような仕事なのか知らないという方は、まずはメイクセラピストの仕事内容を確認してみましょう。

メイクセラピーは、対象者とのコミュニケーションやカウンセリングを通して、外見だけでなく、同時にメンタル面にもアプローチしながらメイクを行っていきます。そのため、高いコミュニケーション能力やカウンセリング能力が求められます。
潜在的な気持ちもくみ取るため、心理学的な知識も必要になってきます。セラピスト側からの一方的なアプローチではなく、相手の話をよく聞いて、理解しようとする姿勢が必要なのです。

また、介護の現場には、慢性疾患を抱えている高齢者や、複数の疾患を抱えている高齢者もたくさんいます。
その人の状況に応じたメイクセラピーを行うためにも、あらかじめ担当のヘルパーからしっかりと情報収集をしておく必要があります。そのため、メイクを行う対象者だけでなく、他のスタッフなどに対するコミュニケーション能力も大切になってきます。
合わせて、医療や介護の知識も求められます。対象者が抱えている疾患の特徴や、注意しておくべき点、さらに、介護などに対する理解がある方が、施術される高齢者だけでなく、スタッフ、そして対象者の家族なども安心することができます。
医療や介護関係の資格を取得しておくことで、さらに介護業界で活躍できるようになるでしょう。